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イチオシ作品

相手の"イメージ"が自分の武器!?
厨二感あふれる能力を使いこなす主人公が魅せる頭脳戦『出会って5秒でバトル』


相手のイメージを自分の武器として戦う、新しいバトルスタイル!
本日ご紹介する漫画は『出会って5秒でバトル』です!


©はらわたさいぞう・みやこかしわ/小学館



頭の中で描いたことが現実になる。

こんな設定や能力、ファンタジーやSFの物語で見かけることないですか?

たとえば『NARUTO』のイザナギであったり、『うえきの法則』に出てくる「理想を現実に変える力」とか、考えるといくつか思い出しますよね?

昔から物語における能力の1つとして、見かけることの多いこの能力。だいたい敵側のキャラクターが使ってくるのがストーリーの定番ですが、自分もしくは味方にこの能力を持ってるキャラがいると、とても頼もしく感じてしまうものです。

というか、そもそも能力があまりにもチートですし、こんな設定ばかりがインフレしたら、リアリティのカケラもない物語になってしまいそうな気がしますよね(笑)

そこで、だいたいこの手の能力には発動条件だったり制約があったりして、完全無欠な能力にならないようになっています。


今回ご紹介する作品の主人公も、ズバリ頭の中で描いたことを現実にできる能力を持っていますが、他の作品に出てくる能力とはちょっと毛色が違います。

頭の中で描いたことを現実にはできるのですが、それは自分の頭の中ではありません。
他人の頭の中で描いたことを現実にできる力なのです!

詳しくお話する前に、作品のあらすじをご紹介します。



『出会って5秒でバトル』あらすじ

それはいつもと変わらない朝から始まった。
ゲームと金平糖をこよなく愛する高校生の白柳啓は、魅音と名乗る謎の女によってある日突然戦いの場に巻き込まれてしまう。

集められた人々に対し「あなた達にもはや戸籍はない」 「実験モニターになってもらう」そして「能力を与えた」と語る魅音。

啓は己に与えられた能力を使ってゲームを勝ち上がり、組織を潰すことを決意するが――。

誰もが予想しえない能力と、類まれな”脳”力を武器に、新時代の頭脳派能力バトルが始まる!!


最強にして最弱!?
相手のイメージを現実化させる力を持つ、主人公の頭脳バトルが魅せる!


この作品の特徴といってあげられること、それはやはり今作の主人公の能力でしょう。

この能力こそ、今作の魅力の大きな要素と言えます。

この主人公の能力、改めて言いますと
「相手のイメージを現実にする力」です。

多分、聞いただけではピンとこない方もいらっしゃるでしょう。
たとえば、あなたの目の前に本物の銃があるとして、その状態で主人公が「俺の能力は何もないところから拳銃を生み出す能力だ」と言ったとします。

すると、おそらくあなたは今自分の目の前にある拳銃を見て、これと同じようなものを主人公も出せるのではないか?というかイメージをするでしょう。

その瞬間それが現実になり、主人公は何もないところから拳銃を取り出すことができるようになる。
つまり、主人公の対象とした人物がイメージした力を自分の力として具現化できる力なのです!

これだけ聞くと、やっぱりただチートな能力としか見れないと思います。実際、使い方次第では無限の力を持てる最強の力でしょう。

ただし、考えてみてください。
今、自分が思い描いた銃のイメージと、目の前にいる相手が想像する銃のイメージが"同じもの"になると、あなたは言い切ることができるでしょうか?

おそらく難しいと思います。
人のイメージはあいまいで、イメージする力にも個人差があります。つまり、不確定要素が多いのです。

自分の頭のイメージなら簡単にできることが、他人の頭を使って武器を生み出し戦わなければならないこの難しさ。
一歩間違えれば自分のイメージとは全く違う形で武器が精製されて、その使い方をうまく把握できないまま戦わなければならなくなることも想像できます。

RPGやカードゲームなどをやったことがある方なら、相手依存系の能力がいかに不安定で力を上手く発揮するのが難しいか、想像できるのではないでしょうか?

主人公もそれを十分把握し、だからこそ、彼は戦う相手や仲間に対して、『DEATH NOTE』の月とLが繰り広げたような頭脳戦を仕掛けるのです!

自分の武器のメリットとデメリットを把握して頭を使いながら戦う主人公、最近の少年誌ではあまり見かけないので、作品を知った時はワクワクしてしまいました(笑)

頭を使って戦うというケース、自分の中の原点は『幽☆遊☆白書』の蔵馬の50音しりとりなのですが、こういう、登場人物が繰り広げる頭脳戦は先の展開が読めなくてハラハラドキドキしちゃいます。


頭脳バトルとしては、いかに相手と自分のイメージを限りなく近づけるか、そのための誘導を口八丁手八丁で行うかが鍵となるこの能力。

ゴリ押しパワーで勝つのではなく、知略を巡らせて勝利を掴む主人公が好きなあなたに、ぜひオススメします。



レビュアー:岡田 篤宜

相手の"イメージ"が自分の武器!?
厨二感あふれる能力を使いこなす主人公が魅せる頭脳戦
『出会って5秒でバトル』

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